未来を見てきた人たち
30年以上毎週続くアメリカの人気アニメがあります。「シンプソン家族」という一風変わった家族が近未来の経験をするというもので、大変人気があります。ご覧になった方もおありでしょう。「シンプソンズ・予言」をGoogleで検索すればすぐ出てきます。
この中の未来シーンがあまりにも当たり過ぎると注目を浴びています。
例えば1995年放送のアニメでは未来の人たちがスマートフォーンらしきものを操作しています。裏にはリンゴに虫食いのマークがあります。これがiPhoneで現実になったのは2007年でした。2000年には当時無名であったトランプ氏らしき金髪、独特の髪型の人物が大統領選勝利の発表後、右手を上げてエスカレーターを降りてくる絵がありますが、2016年全く同じ構図で現実のものとなりました。同じく2000年放送で、将来の女性初の大統領が生まれる映像では、名前はリサ、紫色のジャケットにおおきな真珠のネックレスとイヤリング姿で就任演説をします。その姿は先日見た大統領候補受諾演説のカマラ・ハリスの姿そのものです。2002年放送では、トランプ大統領らしき人が中東の2人の首脳とともに光る机に手を重ねていますが、現実は2017年に起こりました。3人の立ち位置、大きさ、年齢、表情、はげ具合、服装、背景の人達の並び順、間隔、男女、服装の色まですべてありえない一致となっているのです。他にも何年も前から9.11事件でツインタワーでの爆発、ペンタゴンの爆破の絵が予告されていたりして、とても偶然とは思えない未来予言が出て来るので世界中の注目を浴びています。
未来を予言する超能力者の話題は時々特集されるので、半信半疑で見ていらっしゃる方も多いことと思います。予言者ノストラダムスはあまりにも有名ですが、最近ではブルガリアのババ・ヴァンガ(1911~1996)というおばあさんがいました。彼女は9.11同時多発テロ、黒人初のオバマ大統領の誕生、チェルノブイリ原発事故、ダイアナ妃の死、福島の原発事故、プーチンによる開戦などを的中させています。確かに予知能力というのはありそうだと言わざるを得ませんが、これを科学的に証明することは出来ません。そこで私なりのこじつけ的な想像を提案してみたいと思うのです。この世は科学だけでない何か未知の法則があることに関心を持っていただけたら幸いです。
我々が住む3次元の世界では、すべての物の存在は縦、横、高さの長さで表現されます。我々には4次元の世界は想像することさえできませんが、一つの思考実験をしてみましよう。
仮に全宇宙を巨大なアイロンで圧縮してせんべい状態にしてしまうのです。すると2次元(的)宇宙になります。我々は疑似2次元世界の住人になるのです。せんべい宇宙を時間の流れに沿って並べたら映画フィルムのようなものが出来ます。その時私たちはその一コマ一コマの中で人生を演じているのです。それを動画にして眺めることは4次元から3次元を観察することになり、神様の視点ということになりませんでしょうか?「シンプソン」の編集者は何か超科学的な方法で、その宇宙フィルムの未来の部分のアメリカ大統領を実際に見てきたかもしれないと想像するのです。ひょっとすると今のコンピューター技術なら出来るのかもしれません。こうでも考えなければ説明がつかない偶然の一致です。但し宇宙フィルムは1本だけではないでしょう。現在を起点にして何本も、ひょっとすると無限数用意されているかもしれません。その中のどの一つを選ぶかは神のみぞ知るというところでしょう。そこでは、全世界の「祈り」が通じるかも知れません。
ところで2024年の大統領選では「シムプソン」はどんな予言をするのでしょうか。トランプ氏が「2024」と書いた札を何気なく持っているので、今回の大統領選はトランプ氏の勝利らしいのですが、これとは矛盾するような女性初の「リサ」大統領が生まれたり、娘のイヴァンカさんが2028年の大統領選に出馬したりと、近未来はごちゃ混ぜのようにも思えます。11月には神が選択した未来の一つが我々の目の前に現れます。注目しましょう。未来とは何か?過去とは何か?のヒントが見えるかもしれません。
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今回の記事はたいへん難しいお話でしたので、何日も頭を絞って書きつづってきたのですが、締め切りは迫る、うまい表現が出てこない、で難渋していたのでした。
9月25日に中学校の同窓会に出席しました。そこで昭和37年の懐かしい学校新聞が披露されたのですが、まず目に飛び込んできたのは、「4次元の世界」という記事でした。びっくりしました。これも偶然の一致の一例です。おかげで大きなヒントをいただき、スラスラとこの記事を書き上げることが出来ました。いつか「引き寄せの法則」も書かせていただきたいと思います。